こんにちは。
はりきゅうマッサージ治療院feelの広末です。
「喉のつかえた感じが続く」「何となく詰まっているようで不快」「内科や耳鼻科では異常なしと言われた」
そんな【原因不明の喉の違和感】にお悩みの方は意外と多くいらっしゃいます。
今回ご紹介するのは、喉の違和感を主訴にご来院された森さま(仮名・20代女性)の症例です。
一見、喉の症状に見えるこの違和感は、実は首・肩・顎まわりの筋肉の緊張によって引き起こされていたもの。
それが、わずか一度のトリガーポイント鍼治療で明確な効果を実感されたケースをご紹介します。
ご来院のきっかけ|「喉の違和感」で病院を受診するも、異常なし
森さま(仮名)は、すこし前から「喉の奥につかえたような違和感」を感じるようになり
内科や耳鼻科を受診したものの、特に異常は見つからず。
「首の筋肉が硬くなっているのでは?」という指摘を受けたことから
筋膜に特化した施術が受けられる場所を探して当院にご来院されました。
初診時の状態と主訴
主訴:喉の違和感(つかえた感じ、異物感)
その他の症状:慢性的な首こり、肩こり、歯ぎしり、顎の疲労感
年代:20代女性
生活背景:デスクワーク中心、日常的に食いしばり癖あり
◆筋肉の状態を評価|原因は“喉まわりの筋肉”の過緊張
・胸鎖乳突筋
→ 喉の左右にあり、首の前面〜側面をまたぐ大きな筋肉。
硬くなると、喉の違和感や締めつけ感の原因になることがあります。
・側頭筋、咬筋、外側翼突筋
→ 噛みしめや歯ぎしりに関係する筋肉。
これらの緊張により顎や側頭部が硬くなると、喉や首にも影響を及ぼします。
・僧帽筋、板状筋、棘下筋、菱形筋
→ 首・肩・背中上部にかけての筋肉。
長時間のデスクワークで硬くなりやすく、胸郭の動きや呼吸にも影響を与えます。

◆治療内容|トリガーポイント鍼で深層筋へ直接アプローチ
・胸鎖乳突筋(喉の違和感に関連)
・僧帽筋、棘下筋、菱形筋、板状筋(頸肩背部のコリ)
・側頭筋、咬筋、外側翼突筋(歯ぎしり・顎の緊張)
◆治療後の変化|喉の違和感が解消し、首肩も軽く
治療直後、患者さんからは次のようなご感想をいただきました:
「ずっと気になっていた喉の詰まり感が気にならなくなった」
「首と肩も軽くなって、姿勢も楽に取れるようになった」
首や肩、顎周囲の筋肉の緊張が緩和されたことで、喉の不快感が軽減し、
身体全体のバランスも整ったことで、表情や姿勢にも変化が現れました。
◆今後の治療計画|3週間に1回ペースで継続予定
3週間に1回のペースでメンテナンス治療を継続していきます。
◆まとめ|「喉の違和感」は筋肉から来ているかもしれません
喉の違和感といっても、原因は必ずしも“喉そのもの”にあるとは限りません。
首・肩・顎周囲の筋肉の緊張が、間接的に喉の不快感を引き起こしているケースは、当院でも多く見られます。
☑ 病院では「異常なし」と言われた
☑ 首肩こりや顎のこわばりも感じる
☑ 歯ぎしりや食いしばりのクセがある
☑ 喉のつまり感がなんとなく続いている
このような方は、トリガーポイント鍼による筋肉へのアプローチをぜひご検討ください。
=筆者:広末 喜和子=
鍼灸師として、肩こりや腰痛などの慢性症状から美容を目的とした施術まで、幅広く対応しております。
特に美容鍼の分野では、当院オリジナルメソッドである「リガメンティシア®」のインストラクターを務め
施術だけでなく後進の指導にも携わっています。
また、AEA認定エステティシャンの資格を取得し、化粧品やスキンケアの専門知識も豊富。
鍼灸とエステの両分野に精通していることから、美容と健康を総合的にサポートできるのが強みです。