2025年07月06日
【五十肩】最も痛みやすい『結帯動作』とは?洋服の着脱やリュック動作が辛いあなたへ
五十肩・四十肩
◆はじめに
「洋服を脱ぐときに腕が痛い」
「リュックの肩ひもを外すだけで激痛が走る」
「髪を結ぶ、ポケットに手を入れるのもつらい」
これらはすべて、五十肩(肩関節周囲炎)の方によく見られる症状です。
中でも特に痛みが強く、日常生活に大きな支障をきたすのが、結帯動作と呼ばれる動き。
当院ではこの結帯動作時の痛みを主訴として来院される方が非常に多く
さらに、改善までに時間がかかる動作の一つでもあります。
今回は、その原因や関与する筋肉や作用
そして当院のトリガーポイント鍼治療による改善の道筋を詳しくご紹介します。
◆日常生活でつらい『結帯動作・結髪動作』
五十肩では、特に以下のような腕を後ろや上に動かす動作で痛みが出やすくなります。
・ 結帯動作(けったいどうさ)→ 肩を後ろに引き、内側にねじる動き
ズボンの後ろポケットに手を入れる
トイレでお尻を拭く
エプロンのひもを結ぶ
洋服を脱ぐときに腕を後ろに引く
リュックの肩ひもを外す・下ろす
・ 結髪動作(けっぱつどうさ)→ 肩を上にあげて外にひねる動き
髪を洗う・結ぶ
背中のファスナーを上げる
洋服を着るときに腕を通す動作
リュックの肩ひもをかける動作
これらの動作は、どれも肩関節が複雑に動く必要があり
五十肩で関節や筋肉が固くなっていると、激しい痛みや可動域の制限が生じます。
◆結帯動作に関与する主な筋肉
① 肩甲下筋(けんこうかきん)
作用:肩関節の内旋
役割:結帯動作で最も重要な筋肉。トリガーポイントができやすく、肩前面から上腕にかけて放散痛が出やすい。
② 大円筋(だいえんきん)
作用:内旋・伸展・内転
役割:腕を後ろに回す時に強く働く。リュックの着脱などで痛むケースが多い。
③ 広背筋(こうはいきん)
作用:内転・伸展・内旋
役割:背中の大きな筋肉で、洋服の脱ぎ着やリュックの動作にも関与。
④ 小円筋・棘下筋(しょうえんきん・きょくかきん)
作用:肩関節の外旋
役割:本来は反対の動きに働くが、動作の補正やバランスに重要。外旋の制限があると内旋動作にも影響する。
◆なぜ放置すると治りにくくなるのか?
・炎症の影響で関節包が癒着し、動かすほど痛みが出る
・動かさないことで筋肉がさらに硬くなり拘縮(こうしゅく)が進行
・肩の動きの代償として首や腰にも負担がかかる
・慢性的なトリガーポイントが発生し、痛みが習慣化
このような状態になると、たとえ痛みが和らいでも動きが戻らないケースもあります。
そのため、発症から早期に治療を始めることが非常に重要です。
◆当院の施術法:トリガーポイント鍼治療
・トリガーポイントに鍼をすることで、筋膜の癒着を取り、筋肉の緊張を深部から緩める
・血流を促進し、炎症の早期回復を促す
週に1回のペースで通院された方の多くが
2ヶ月前後で動作時痛が楽になる傾向があります。※個人差あり
◆まとめ:我慢せず、早めのケアが回復のカギ
五十肩は、痛みだけでなく『できない動き』が増えることで生活に大きな支障をきたします。
「そのうち治る」と思って放置すると、回復までに何年もかかることも…
・洋服の着脱がつらい
・リュックの上げ下ろしで痛む
・背中に手を回すのが困難
そんな症状を感じたら、なるべく早めに当院へご相談ください。
