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鍼灸専門治療院 feel横浜本院 院長ブログ
2026年07月29日

眼瞼ミオキミア(まぶたのピクピク)は危険?原因と鍼治療・トリガーポイント治療について

神経痛・神経障害
眼精疲労
トリガーポイント

鍼灸マッサージ治療院feel院長の佐野です。

まぶたの下がピクピクして、不快な思いをしたことはありませんか?


これは眼瞼ミオキミアという症状という症状かもしれません。



眼瞼ミオキミアとは


眼瞼ミオキミア(がんけんミオキミア)は、まぶたの筋肉(眼輪筋)が自分の意思とは関係なく細かくピクピクと動く症状です。

多くは片側の下まぶたに起こり、一時的に繰り返すことがあります。

基本的には心配の少ない症状です
眼瞼ミオキミアの多くは良性で一過性とされ、数日から数週間で自然に改善することが少なくありません。

一般的には脳や神経の重大な病気が原因であることは少ないとされています。




主な原因


眼瞼ミオキミアにはさまざまな要因が関係すると考えられています。

睡眠不足
精神的ストレス
疲労の蓄積
パソコン・スマートフォンによる眼精疲労
カフェインの過剰摂取
自律神経のバランスの乱れ
これらが重なることで、眼輪筋の興奮性が高まり症状が現れると考えられています。


このような症状は医療機関へ


次のような症状を伴う場合は、眼科や神経内科の受診をおすすめします。

数か月以上改善しない
顔の半分までけいれんが広がる
まぶたが閉じてしまうほど強いけいれん
顔面麻痺を伴う
手足のしびれや脱力を伴う
このような場合には、片側顔面けいれんや眼瞼けいれん、神経疾患などとの鑑別が必要です。


鍼治療はなぜ効果が期待されるのか


眼瞼ミオキミアに対する鍼治療については、症状そのものに対する質の高い科学的根拠はまだ十分ではありません。

一方で、鍼治療には

自律神経機能の調整
ストレス軽減
筋緊張の緩和
疼痛抑制
などに関する研究報告があり、心身のリラックスを促す作用が期待されています。

実際に鍼刺激によって副交感神経活動が高まり、交感神経の過度な興奮が抑えられることが報告されており、睡眠やストレスの改善を通して症状の軽減につながる可能性があります。


トリガーポイント治療という視点


当院では、自律神経への作用だけでなく、症状の背景にある筋肉の状態も重視しています。

特に緊張がみられやすい筋肉は

側頭筋
咬筋
前頭筋
胸鎖乳突筋
僧帽筋上部
後頭下筋群
です。

これらの筋肉にトリガーポイントが形成されると、

眼精疲労
目の奥の重だるさ
こめかみの痛み
頭痛
首・肩こり
などを伴うことがあります。

そのため当院では、まぶただけを診るのではなく、頭部から首・肩まで含めて評価し、必要に応じてトリガーポイント鍼治療を行っています。


当院の考え方


眼瞼ミオキミアは、多くの場合「筋肉」「自律神経」「生活習慣」が複数関与して起こる症状です。

そのため当院では、

筋緊張の改善
トリガーポイントへのアプローチ
自律神経が過度に緊張した状態を和らげること
睡眠やストレスへの生活指導
を組み合わせながら施術を行っています。


まとめ


眼瞼ミオキミアは、ほとんどの場合、疲労やストレス、睡眠不足、眼精疲労などが背景にある良性の症状です。

鍼治療は、自律神経機能の調整や筋緊張の緩和を通して、症状の背景要因にアプローチできる可能性があります。また、トリガーポイント鍼治療では、頭部・首・肩の筋肉を含めて評価し、筋肉由来の緊張にも対応します。

一方で、症状が長期間続く場合や、顔全体に広がるけいれん、顔面麻痺などを伴う場合には、神経疾患が隠れている可能性もあるため、眼科や神経内科での精査を優先することが重要です。



【監修・執筆者プロフィール】
佐野 聖(さの ひじり)
はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師(国家資格)
横浜市の「はり・きゅう・マッサージ治療院 feel」院長。1995年に国家資格を取得後、整形外科勤務を経て、2003年に開業。
30年以上にわたり、肩こり・腰痛・坐骨神経痛・五十肩・頭痛などの慢性的な痛みの施術に従事。筋筋膜性疼痛症候群(MPS)、トリガーポイント、筋膜へのアプローチを専門とし、解剖学・運動学に基づいた施術を行っている。
トリガーポイント治療に関する臨床・技術について、鍼灸専門誌『医道の日本』に特集掲載。現在も国内外の知見を学び続け、臨床経験と根拠の両面を重視した施術を行っている。



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