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テニス肘と鍼治療

2019-03-11 15:30:00

テニス肘と言われる肘の痛み。テニスの愛好家にも多いですが、毎日の家事や手首を酷使する仕事が原因の場合もあります。
痛みを出している部分は上腕骨外側上顆という骨のあたりが多く、「上腕骨外側上顆炎」と告げられる事もあると思います。


痛みがひどいために病院へ行くと、テニス等のスポーツや手を酷使する作業を控える様に指導され、更に痛みが続いた場合には注射をうたれる場合もあります。
しかし、痛みを出している筋肉を使わなければ痛みがおさまる事が多いので、もう大丈夫だろうと思い「テニスをやってみる」→「やはり痛みだす!」という繰り返しでなかなか痛みが無くならない事が多いと思います。
この様な方が鍼治療を頼って来られる事がよくあります。
・いつまで安静にしていれば痛まなくなるのですか?
・痛くないのでテニスをしてみたら前よりもっと痛くなってしまったのですが・・
・毎日の家事ではどうしても痛い事をやってしまうけど、このままでは良くならないのですか?
そんな悩みを訴える方も少なくありません。

その痛みはもしかしたら「良くならない」のではなく、「再発を繰り返している」可能性もあります。
手を動かす為に使う筋肉は複数あります。その筋肉のどこかが酷使による限界で痛みを出します。肘が痛いという感覚かもしれませんが、実際には肘の骨から出ている筋肉が痛みを出しています。(関連する筋肉は多種あり、それぞれ役割が異なります。具体的な筋肉についての説明はまたの機会にお伝えしようと思います!)
おそらく軽く痛むぐらいですぐにその筋肉を休ませてあげれば、自然に元の状態に戻り、再びすぐに痛みを出す事も無かったかもしれません。
しかし軽く痛むぐらいですぐに安静しなくてはと思う方はほどんど居ないでしょう。

トリガーポイント鍼治療は、痛みを出している筋肉を探し出し、その筋肉と関連する箇所(トリガーポイント)にも鍼治療を行います。
筋肉を痛みが出ていなかった時の状態に戻す事の手助けをする訳ですが、痛みを感じていた期間が長ければ長い程、元の状態に戻すのは時間がかかる傾向にあると思います。
例えば、こんな例もあります。
肩こりや腰痛で鍼治療にいらっしゃった方が、「そういえば最近のテニスでなんか肘が痛い事があって、打てない程では無いのであまり気にはしていないのですが・・」とおっしゃっていました。痛みの出ている可能性のある筋肉を触るとかなりの張りがあった為、ほんの数本の鍼治療を行いました。
その方が1週間後にいらっしゃった時、「テニスの時、肘が全然痛くなかったです!」とおっしゃっていました。

いろいろ書きましたが、結論としてお伝えしたいことは…
★なかなか良くならないテニス肘でも、諦めずに鍼治療でゆっくりと痛みを取っていけば、再発防止になり、結果的に痛みは無くなります。
★「たまに痛いけどたいした事ないので様子みよう」程度の痛みのうちに対策しておけば、すぐに痛みが取れる可能性が高いかもしれません。

肘の痛みにぜひ鍼治療をお試しください!

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