2013-10-31 20:22:00
こんにちは、feel北新横浜院の谷本です。
今日は前回の下腿三頭筋に続いて「アキレス腱」について書きたいと思います。
突然ですが僕は学生時代にバスケットボールをしていました。
バスケットボールは観るのも好きでNBA(アメリカのバスケットリーグ)の試合もよく観ています。
僕の好きな選手にコービー・ブライアントという選手がいるのですが、昨シーズンの終盤の試合中に左アキレス腱を断裂するという大けがを負いました。
35歳という年齢から一時は引退も危ぶまれましたが、懸命なリハビリにより驚異的な回復を見せているようです。
彼はプロのアスリートなので、一日でも早い復帰を目指し、断裂後24時間以内にアキレス腱修復手術を受けたようです。
アキレス腱の断裂の治療には手術と手術をせず固定する保存療法があります。
最近は保存療法がメインになってきています。
昔は手術をして当たり前だったのですが、アキレス腱部にはパラテノンという血行の道が多く存在し、膝関節軽度屈曲位、足関節底屈位にて固定をすれば、保存療法が可能で、メスを入れるより予後が良いと最近の整形外科領域ではメジャーになっています。
手術と保存療法ですが、
・基本的に手術してもしなくてもスポーツには復帰できる。
・手術した方がギプスの固定期間が短いので回復が早いケースが多い。
・早いと言っても完治まで半年から一年かかるためプロ選手のように1日でも早く復帰する必要性がないなら深く考えることはない。
・再断裂の可能性もそれほど変わらない。
と言った感じです。
後は患者様の状況や状態を考慮し、ドクターと話し合い治療法を決めて行きます。
どちらの治療法を選択するにせよ、大切なのはその後のリハビリです。
僕は手術をすることは出来ませんが、リハビリのお手伝いでしたら全力でやらさせて頂きます!
アキレス腱断裂から復帰し、活躍しているアスリートもたくさんいます。
今シーズン、大けがから復帰し、活躍するコービーの姿を楽しみにしています。