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スタッフブログ

米ちゃんブログ

トリガーポイントブロックを読んで

2012/04/08

この本は整形外科専門医・リウマチ専門医、加茂淳先生が書かれた本です。
まず「筋骨格系の痛みは治ります」というところからはじまります。そして今までの痛みやシビレは、整形外科的な疾患(椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など)として診断、治療されてきましたが、すべては間違いだったのではないかという論点から展開します。腰痛など、筋骨格系(人体を構成する骨、筋肉、腱、靭帯、関節、軟骨など)の痛みのほとんどは筋肉のけいれんからくる「筋痛症」と述べます。簡単に言うと筋肉の痛みということです。

まず「痛みって何?」という疑問点を生理学観点から述べています。痛みの元となるのは、人体の組織中に存在するブラジキニンなどの「発痛物質」です。これは、患部が大きな刺激を受けると、脳はそれを受け、交感神経を緊張させます。その結果、血管を収縮させ、血流悪化、筋肉細胞が酸欠状態となります。このような状態のとき、血液中の血漿からブラジキニンが出てきます。それが神経の先端についている「痛みのセンサー」が感知し、電気信号に変え、脳に痛みを伝えます。またその痛みが交感神経を刺激し、血流が悪くなり、発痛物質が発生するといった悪循環を生みます。

このような「生理学的トラブル」が原因で痛みがおこります。よって、一般的な整形外科疾患、例えば椎間板ヘルニアなどの痛み、シビレの原因を考えてみると、脱出したヘルニアが神経を圧迫し、そこから抹消沿いに症状が現れるということは当てはまらないことになります。

ではなぜ痛みが続くのかということですが、これは、最初に書いた「筋肉のけいれんの痛み」と言えます。筋肉の微小な損傷から筋肉のけいれんがおこり、次第に短縮し硬くなります。これを「筋痛症」といい、簡単には「コリ」と言われているものです。この「筋硬結」の中にトリガーポイントが存在します。
 トリガーポイントとは何かと簡単に申しますと、外部から触れると、「あ〜そこそこ」という心地いいひびきが生じたり、押した場所以外のところに痛みが生じたりするポイントを指します。このトリガーポイントが発生すると、MPS(筋筋膜性疼痛症候群)となり、更にひどくなるとFM(線維筋痛症)となります。これは筋肉のコリ、けいれんが生じ、それをうまく終息できないと、やがて全身に広がっていきます。筋肉のこわばりや痛みのため、いつも疲労感を感じ、それがストレスとなり、病状を更に悪化させます。このように悪循環を生じる事をFM(線維筋痛症)といえます。このようになると、筋肉の痛みのみならず、様々な症状に悩まされます。病院で検査すると自律神経失調症、頚腕症候群、ヘルニア、変形性膝関節症、緊張型頭痛などと診断されます。

ではどのようにしたら良いのでしょうか?
その答えとして痛みをとることを第一優先とします。そして痛みをとる治療法として「トリガーポイントブロック」があります。これは、トリガーポイントに麻酔注射し、痛みを取り除くことを言います。筋肉の痛みをとる事が、痛みの悪循環を食い止めることになります。

トリガーポイントの利点を挙げます。
・発痛物質の洗い流し(注射液のシャワーで発痛物質を洗い落とすイメージ)
・交感神経をブロックして末梢の細い動脈を拡張させることによる血行改善
・筋緊張の改善(コリコリに固まった筋硬結を緩める
・痛覚伝達のブロック(痛みの電気信号が知覚神経を通らないよう遮断する)

以上がトリガーポイントの内容で、あとは、実際の症例をもとに症状の改善例が記載されています。

難しい内容を簡単にわかりやすく、解説している本です。解剖学や臨床医学などの本の内容と、実際の臨床に訪れる患者様とは、病態、症状など乖離することが多く、必ずしも一致しません。これは臨床に携わる者、誰しも経験しています。これらのことは、機械を治すのではなく、人間を治療するので当然です。私たちは、病態、病気をみるのではなく、患者様をみます。患者と寄り添い、「自然治癒力」を活性化させます。そのためにはどうするのかヒントをくれる一冊だともいえます。
少し話はそれましたが、今回は「痛み」という分野から、その診断と治療法について考えさせる一冊です。

メイドインジャパン

2012/02/26

 こんにちは!米田です。

炊飯器を新しくしてから、2ヶ月ぐらいたちます。ご飯がほんとうに美味しいです。私自身あまり味のことにはこだわりがなく、「なんでもいいよ」というタイプなので、舌の感覚について鈍感ではありますが、この炊飯器で炊いたご飯は違います。(違いがわかります)

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 どのような炊飯器かと申しますと、「象印のIH炊飯ジャー 極め炊き」という製品です。家電芸人ではないので、商品の説明はしませんが、今まで使っていた炊飯器とは、天と地の差があります。(当たり前ですね・・・)

 白いご飯を食べ、「日本人でよかったな」と思います。(顔は日本人離れしていますが・・・)

 それと同時に「メイドインジャパン」の素晴らしさを実感します。家を見渡すと様々な「メイドインジャパン」の家電製品があります。テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどで居住空間が占められ、何事もないよう普通に生活しています。この何事もないというのが素晴らしいことで、今まで何かしら不満に思ったことなどを修正し、現在の製品が完成したのだと実感します。お客様からの細かいクレーム、お客様目線というのを常に意識し、製品開発に臨んだメーカーの開発者の方々には頭が下がります。

 

 この日本の各電気メーカーの決算発表がつい先日ありました。軒並み、赤字に転落したというニュースを聞き、非常に残念で仕方ありません。理由は幾つかあります。ユーロ圏の不況、急激な円高、タイの洪水など日本の問題だけではなく、グローバル規模での問題が大きいみたいです。また、テレビなどでは韓国企業の追随も問題として上がっています。様々な問題がありますが、是非この厳しい状況を打開してほしいです。

 

電機メーカー以外では、飲食店などの海外展開も盛んです。回転寿司、定食屋、ラーメン店など積極的に出店しています。「メイドインジャパン」=「ヘルシー」を売りに、常にお客様のことを考え、お客様目線のサービスを展開していただきたいと日本人として応援しています。

 

 先日、海外で活躍されている某食品メーカーの患者様が鍼治療を受療されにきました。貴重な現地での話や、日本の評価、技術などを伺うことが出来、頭が下がりました。「頑張ってください」という思いで、応援、鍼治療を行いました。

 我々の業界もこの「メイドインジャパン」を意識し、世界に発進、活躍できる日が来ることを望みます。「頑張れ日本!!」

腰痛は<怒り>であるを読んで

2012/02/19

こんにちは米田です。

今日は読んだ本の紹介をしたいと思います。

その本は、「腰痛は怒りである」という本です。

どういう本かと言いますと・・・・・・ 

この名の通り、腰痛の一番の原因は、感情の「怒り」の部分が非常に多く占めているという考えを元に書かれた本です。誰もが経験する腰痛は、整形外科的問題ではなく、心の問題やストレスなどがほとんどであり、今までの治療法である手術などはあまり効果がないと言っています。

 

 H24.2.15放送の「ためしてガッテン」でも同じようなことが言われていました。慢性腰痛の原因は「痛みの悪循環」です。まず「痛み」を感じると、「不安」を感じ、使わないように「安静」にします。そこから「筋力低下」「血行悪化」が起こり、痛みの元となる物質が流れずとどまってしまいます。またそれらがストレスとなり更に悪化を繰り返す。これが負のスパイラルになり、慢性的な痛みになると言っています。

 

 この本はそこから一歩踏み込み、色々な感情が存在する中で、特に「怒り」が腰痛と関係していると書かれています。我々人間は社会生活を営むためにも様々な事を我慢しなければなりません。その中でも「怒り」を我慢する機会は多く、無意識下で蓄積され、やがて臨界点に達し強烈な痛みを起こします。

 「怒り」に関してですが、ストレス、幼少時のトラウマ、完全主義などによる内的葛藤の総和であるとも書かれています。幼少時のトラウマなどは、親から「〜をしてはいけません」など、怒りを表現する事は悪いことだと教育を受けます。その怒りの抑制が、「痛み」を生みます。

 

 この様なことを書くと誰にでもあてはる要素があるということです。この様な症状でお困りの場合には、手術で悪いところを取り除くのではなく、心身とも元気になることが必要です。ひどい痛みが続くと、気持ちが後ろ向きになり「元気」という単語を失います。そうならない為にも一度こちらにご来院ください。痛みのない「元気」という単語を復帰させましょう。我々がお手伝い致します。

 

 少し話は脱線しますが、この本の中に「腰痛」が増える一因として集団催眠や洗脳の事が書かれていました。

 

内容ですが・・・

第2次世界大戦前のヨーロッパで次のような実験が行われました。ある死刑囚に医学の進歩のために危険な実験に協力してもらえないかと持ちかけます。「人間の全血液量は体重の10%が定説となっているが、我々は10%を上回ると考えているので、それを証明したい」と話しします。彼はその申し出を受け実験が開始されます。

 目隠しをされ、ベッドに横たわり、血液を抜き取るために足の全指先を小さく切開されました。足元には容器が用意され、血液が滴り落ちる音(ポタッ、ポタッ)が実験室内に響き渡ります。死刑囚には1時間ごとに累積出血量が告げられました。やがて実験開始から5時間がたち、総出血量が10%を越えたと医師が大喜びしたとき、死刑囚は死亡していました。

 実はこの実験ここからが重要なのですが、実は血液を抜き取っていなかったのです。彼にはただの水滴の音(ポタッ、ポタッ)を聞かせ、体内の血液が失われていると思い込ませていただけでした。

 

 怖い実験ですね。実際に行われたのかどうかは不明ですが・・・

ここまで極端ではありませんが、腰痛、肩こりなどは「思い込み」の部分が非常に大きいと考えられます。その「思い込み」という呪いを解く意味でも、痛みの除去をお勧めします。痛みが楽になると気持ちも前向きになります。それが負のスパイラルから、正のスパイラルに戻す治療法ともいえます。

 

参考文献 腰痛は<怒り>である。 長谷川 淳史 著

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